Tournament article

ダンロップフェニックストーナメント 2008

安心・安全なトーナメントを目指して

AEDの講習会を受けたという証のバッジと証明書を見せてくれたボランティアの町田さんと國武さん(左から)。「ちょっと小さくてわかりにくいかな」
いざというときこそ頼りになる…。それがダンロップフェニックスのボランティアのみなさんだ。ちかごろ街でもよく見かけるようになったAED。
簡単に説明すると事故や病気などで心停止になり、機能を果たさなくなった心臓に電気ショックを与えることで、正常な状態に戻す装置だ。

使用の際には音声ガイダンスが流れ、さほど高度な専門知識は必要なく、誰でも安心して使うことが出来るとされているものの、では実際の緊急時に手際よく使いこなせるかどうか…。

今回の会場内にも5箇所に設置されていたが、そんな疑問も沸いてくる。

ちょうど昨年大会は、集まったチャリティの収益金の中から宮崎市にAEDを寄贈した経緯もあった。
「ただ、贈るだけではなく実際にそれを使いこなせる人を増やし、大会を通じて本格的な普及のお手伝いもしていこう」(亀井秀和・大会ディレクター)との思いから、開催を1ヶ月後に控えた今年10月にAED講習会を実施。

18日、19日の2日間に渡って行われた当日は、宮崎市北消防署の指導のもと、本戦に参加予定の77人のボランティアのみなさんが参加した。

これにより今年の大会期間中は、すでに事前に講習会を済ませていた大会運営スタッフを含め、救命技能を有するボランティアのみなさんが常時、会場に控えていたことになる。

「AED」のロゴマークをかたどったバッジがその証だった。

ボランティア歴10年を越え、スターターとスコアカードのコピー運搬係のリーダーをつとめる地元・宮崎県野尻町の國武正廣さんもそのひとりだった。
「もちろん、使う機会がないに越したことはないのですが講習会を受けておれば、自分としてもいざというときに心強い。非常に良い試みだったと思う」と、話した。

また、アテスト係のリーダーの町田紀久子さん(福岡県)も「講習会では消防署の方に指導してもらってちゃんと証明書もいただいた。いざというときに全員が完璧に使いこなせるかどうかは分りませんが、パニックにはならないで済むとは思う」と、その意義を実感していた。

大会では今年も市にAEDを寄贈する予定で「年々数を増やして宮崎をAED所有率NO.1の県にしたい。地元還元の大会にしていきたい」と、亀井・大会ディレクターは今後の展望を語る。
また講習会も引き続き実施する方向で検討中で、「来年以降もギャラリーのみなさんが、よりいっそう安心して観戦できるような大会にしていきたい」と、話していた。