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コカ・コーラ東海クラシック 2008

丸山茂樹が決勝進出

通算3オーバーは、予選カットラインで迎えた最終18番。ティショットを大きく左に曲げた。残り230ヤードの第2打は、木が立ち塞がりグリーンが狙えない。ウェッジで、ひとまず横に出すしかなかった。
絶体絶命のピンチは天性のアプローチで切り抜けた。

フライヤーを計算して、9番アイアンを握った残り152ヤードの第3打は手前80センチにピタリとつけた。
パーでしのぎ、沸き起こった大歓声に笑顔で答えながら思わずつぶやく。

「予選通過で喜ばれちゃったよ」。

しかし、贅沢は言ってられない状況だ。
大会直前、ランニング中に左足のふくらはぎをひどく痛めた。
「もう年ですかね」と苦笑して、ツアーに帯同するフィットネスカー「プレジャー」で治療を続けているが、今はまだ「歩くのもつらい」。
ここ三好はインターバルの傾斜がきついから、なおさら堪える。
「ショットには問題ないんだけど、特に上りがきつい」という。

それだけに、ハーフターンで約40分の待ち時間がせめてもの救いだ。
「途中でアイシングしなかったら続けてやれていたかどうか・・・。今日も良く耐え、良く歩き、良く我慢した!」。
しかも、2試合ぶりの予選通過にホっと息をつき、「明日から、またへろへろになりながらも頑張ります!」。
週末は名古屋のファンに、渾身のプレーを約束した。

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