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日本オープンゴルフ選手権 2008

ドンファン「もちろん、大チャンス」

今年12月からいよいよ母国・韓国で兵役に就く。2年間、ツアーを離れる前に、やっておきたいことがいくつかある。

ひとつは髪。
先週、思い切って金髪に染めた。
「任務の間は言語道断。だから、イメージチェンジでいまのうちに染めちゃえ〜って」。

あまりの変身に「あららぁ・・・」。
ホールアウト後、キャップを取ったドンファンに、なじみのファンも絶句したほど。
しかしこれはまだ序の口だ。
これからまた3,4回に分けて最終的にシルバーにする計画。

そして、もうひとつはもちろん、5年シードのこの日本タイトルだ。

社団法人日本ゴルフツアー機構はドンファンが、昨年のミズノオープンよみうりクラシックでツアー初優勝をあげた際に得た2009年までのシード権を、2011年まで延長することを認めたが、ここで勝てばさらに2年の猶予が出来る。

日本を留守にする前に、この上ない餞別だ。

今週に照準を合わせ、10月初めに一時帰国。
母国に帰り、コーチと二人三脚でスイング調整を重ねてきた。

この日2日目は好調のショットで一時1アンダーまでスコアを伸したが、8番パー4でダブルボギーを打って「やっちまったな・・・」。
本来ならユーティリティを握るティショット。
フォローの風に惑わされた。
「少しでも前に行きたい気持ちが出た」。
ドライバーを握り、左ラフ。アプローチを奥に打ち込んだ。

「それが僕の弱点。すぐに熱くなる」と反省したが、通算1オーバーは決して悲観するスコアではない。
「もちろん大チャンス。明日以降はこれまでと違ったプレーがしてみたい」。
要はどんな場面でも冷静沈着に。
難コースで新境地を見いだせるか。

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