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日本プロゴルフ選手権 2007

広田悟「頭が真っ白になってしまった」

2打差の2位で迎えた18番。伊澤利光が、3メートルのパーパットを外した瞬間、「頭が真っ白になってしまった」と広田は言う。。
一時、4打差の独走態勢に入った伊澤が、スコアを崩すとは考えてもみなかった。
「それが、目の前でまさかの状況が起きて。びっくりして、ラインがまったく見えなくなってしまった」という。

1.5メートルのバーディチャンス。これを入れれば、プレーオフに残れる。優勝の可能性もある。ふいに訪れたビッグチャンスに、自分を見失った。

パッティングの前に、一度仕切りなおしたが、もはや冷静ではいられなかった。
絶好のチャンスを外して、思わずパターを天に振りかざした。

「そりゃあ、ものすごく悔しいです。でも、相手は伊澤さんだからヨシとします」。
破れた相手が、ツアーきってのベストスインガーであったことがせめてもの慰めだ。

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