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マンシングウェアオープンKSBカップ 2007

谷口徹が単独首位

大会初日は暴風のため中止。午後組だった谷口は、1ホールもスタートしないまま1日を終えた。「凄く僕向きの風が吹いていて。やる気満々だったのに」。一度上がったテンションを、キープするのに苦労した。
そして、待ちに待ったこの日2日目。ようやく迎えた予選第1ラウンドは最終18番で、ティショットを打った瞬間に今度は雷による中断のサイレン。

16時58分から約1時間。クラブハウスで待機する間にも、気持ちが途切れることはなかった。
17時55分に再開するなり、残り140ヤードの第3打をピンそば30センチにピタリとつけた。
この日10個目のバーディで締めくくった。
8アンダーは、単独首位。

今年、何度も初日に好スタートを切りながら最後に崩れていたのは、パッティングの不調から。
やはり、初日首位タイにつけた先週の日本プロは、最終日のバックナインで3パットを3回もした。
普段、めったなことで表情を変えない谷口が「さすがに自分にブチ切れそうになった」という。

依然として入らないパットに業を煮やし、今週は2000年から愛用しているパターを「替えようか・・・」と、迷ったほどだ。
しかし、「浮気しないでよかった」と谷口。
1番や6番、17番で8メートル前後の長いバーディパットを決めて、これまでの鬱憤を晴らした。

手ごたえをつかんで大量アンダー。
「今日これだけ出ちゃったら、あとはそんなに出ないかもしれないのが怖いけど。明日から、コツコツ行きます」と、気合を入れなおしていた。

※今大会は、初日の第1ラウンドが強風のため中止となりましたが、日本ゴルフツアー機構の規定に基づき、72ホールの消化を目指していく予定です。
そのため、20日(日)の最終日は1日36ホールで行う予定ですが、天候等の状況によっては1日18ホール、計54ホールに競技を短縮する可能性もあります。
詳細は19日(土)に行う第2ラウンド終了後に、発表いたします。

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