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フジサンケイクラシック 2006

丸山大輔「また修行に行ってきます!」

昨年、この大会でツアー初優勝。今年、連覇をかけてここ富士桜に乗り込んできた。しかし、約3ヶ月ぶりとなる国内戦に、「…難しかった」というのが、4日間戦った正直な感想だった。

戸惑ったのは、日米の芝質の違い。
特にアプローチで、対処しきれなかった。
Qスクールを突破して、今年米ツアーに本格参戦。2週前のジ・インターナショナルでは自己ベストの3位に入って、ようやくアメリカのコースにも慣れてきたころ。

その合間を縫って、一時帰国した日本ツアーで「最後までフィーリングが合わなかった」という。

いちどは勝っている大会とはいえ、「コースは生き物。自分の成長ぶりが一番、感じられるコースだと思って来たが、去年とはフィーリングが変わっていて。その変化に、僕がついていけなかった」。

通算2オーバー14位タイに残念そうに振り返った。

それでも、今回の参戦は良いリフレッシュになったようだ。
帰国の間、好きなスシや焼肉を思い存分に堪能した。

この日最終日は“兄貴分”の加瀬秀樹とのプレー。お互い、ゴルフではあまり良いところは見せられなかったが、懐かしい仲間と久しぶりに心ゆくまで日本語のおしゃべりも楽しめた。

翌4日(月)に再渡米。
「まだまだ優勝とかはイメージが出来ないけれど。また、しばらく向こうで修行してきます!」。
次回の帰国は11月の予定。また、すでに来季の米ツアーのシード権を決めている丸山は、「来年もこの大会に戻ってきます」と、1年後の約束もして旅立った。



  • ディフェンディングチャンピオンのホールアウトを出迎えてくださった日枝久・フジサンケイグループ代表に感謝の握手を

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