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中日クラウンズ 2006

桑原克典が母校の児童を中日クラウンズに招待

スタート前に記念撮影
今年2月に桑原克典が、自身の出身小学校である、北名古屋市立師勝小学校にスナッグゴルフ・コーチングセットを寄贈した。その際に桑原から、「是非、子供たちに地元で開催される中日クラウンズを観戦してもらいたい」という希望があり、大会側の協力により実現。校内での募集で参加を希望した22名の児童たちは、この日の桑原のスタート前に合流し声援を送った。

スタート前、緊張感いっぱいの1番ティグラウンド付近で、児童たちは緊張の面持ちだったが、桑原はとても気さくに子供たちに近寄り、「よく来てくれたね」と声をかけた。子どもたちから握手を求められ、あっという間に桑原は子供たちに囲まれた。スタート前に記念撮影も行いそして桑原はティグラウンドへ。児童たちは1番ホールと2番ホールを観戦してその後は社会学習としてのトーナメント見学を行なった。

児童たちは社会学習としてのトーナメント見学で、大会運営を司る大会本部、新聞記者が記事原稿を作成するプレスルーム、テレビ放送を制作するCBC放送センター、運営のお手伝いをして頂いているボランティアルーム、選手の記者会見を行なうインタビュールーム等を見学し、トーナメントとしての「仕事」を学習した。インタビュールームでは優勝者と記者という設定で児童同士のインタビューを実施。「賞金を何に使いますか。」との質問に対して、「新しいクラブを買います。」と答え、楽しい雰囲気も味わい、CBC放送センターではテレビ放送の裏側を見学して、「機械とモニターがいっぱい」と率直な感想を述べた。

ホールアウト後に桑原は、「今日の体験で、スポーツがやりたい、という気持ちになってもらえたら良い。是非、スポーツ選手が文化人として見られるようにしたい。」とコメント。プロゴルファーである前に人間としてやるべきことを桑原は常に考えている。
この日のプレーは微熱による体調不良もあり初日、2日目のような安定感はなかったが、「子供たちに見てもらっていて恥ずかしいプレーはしていない。最後までがんばった、諦めずにやった、という価値がスポーツにはある。これはスポーツでしか味わえない。今後もプレーをすることにより、生き方を見せることのできるプレーヤーでありたい。」と語った。
また今回の母校の児童の招待について、「主催者のCBC・中部日本放送さん、小学校の神谷教頭先生や職員の方々の協力があって実現できた。」と改めて感謝の意を表した。
  • 1番ホールティショット後に児童に手を振る桑原
  • 子供たちはインタビュールームも見学

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