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つるやオープンゴルフトーナメント 2006

賞金王が登場!!

この日19日(水)のプロアマ戦。17番パー5で、グリーン奥からチップインイーグルを奪った賞金王は、大きなジェスチャーで喜びを表わした。
両手を広げて背中から倒れこんだあと、胸をそらして再び立ち上がったその姿勢は、荒川静香さんの“イナバウアー”をほうふつとさせる。
まだ、ギャラリーのいない会場で、早くもド派手なパフォーマンスだ。

本戦に入ればまた「いろいろと(パフォーマンスを)考えてます」と、ニヤリと笑う。
「ゴルフ界を盛り上げたい」という気持ちは人一倍。
「今年は、さらに強い片山を見せたい。感動させるプレーをしてギャラリーのみなさんに喜んでもらいたい」その一心で、ここ山の原に乗り込んできた。

片山には、これが日本ツアー第1戦。
自身の開幕戦を前に、すでに世界の舞台で結果を出してきた。
2年連続5度目の出場となったマスターズトーナメント。
その最終日、最終ホールでバンカーからチップインバーディを奪い、自己最高位の27位に入った。

「自分でも満足できる、相当良いプレーが出来た」。
今年は1月から海外で始動し、またマスターズ前には米ツアーに出場するという、片山には異例の調整法でのぞんだ。その成果をきっちり出したという自信が、全身から溢れ出ている。

「今週のつるやオープンは街から近いし、週末にはたくさんのお客さんの前で最高のプレーをお見せしたい」。
今年は、3年連続4度目の賞金王もかかっている。
片山が、また新たな歴史を刻もうとしている。