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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2006

藤田寛之「芹澤さんのおかげです」

やっぱり、師匠は偉大だった。たったひとこと言われただけで、不振から脱出できた。おまけに、最終日には6アンダー65をマークして、日本郵船提供の豪華客船「飛鳥II 」で行くグアム・サイパンクルーズペア9泊10日間のベストスコア賞を獲得して大喜び。

「芹澤さんの言葉がなかったら、75は打っていた」と、藤田。

師匠の芹澤信雄は今季シード権がなく、この大会が、今季2戦目の出場だった。
藤田は練習日にさっそく芹澤をつかまえて、久しぶりにじっくりとスイングを見てもらうことができた。

師匠は、すぐさま弟子の悩みを見抜いてくれた。

「お前の持ち味が出ていない。お前の良いところはそうじゃない」。
そう指摘され、いっぺんに霧が晴れた。

「自分の中で、スイングの軌道がカットになりすぎているような気がして。ドローボールに変えて打とうとしてたんです。それがずっと、うまくいってなかった。元に戻して、今日はイメージどおり。ずっとストレスをためてたから・・・。すっごく気持ち良かった! 芹澤さんのおかげですね」。

翌月曜日29日には、東京ゴルフ倶楽部で行われる全米オープンの最終予選会に挑戦する。

疲労性の腰痛が出ているのが懸念材料だが、ホールアウト後に「さっそく、整体に予約を入れときました!」。
万全の体制で、あこがれの舞台を目指す。

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