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東建ホームメイトカップ 2006

8位のS・K・ホ「日本のみなさん、今年もお世話になります!」

このオフは、アジアンツアー3試合に出場しただけ。それ以外は、ほとんどクラブを握っていない。
「・・・ていうか、握れなかったんです。なんだかんだとほんっとに忙しくて・・・」と、顔をしかめたSKは、昨年12月にソク・ヘイヨンさんと結婚。
そのあとすぐに、新婚準備に追われていたからだ。

日本に新しく住まいを構えたことも拍車をかけた。
外国人が国内に家を買うとき、その手続きは煩しさを極める。
知人のつてを頼りながら、やっとの思いで兵庫県西宮市の高台にある3LDKのマンションを手に入れてからは、開幕ぎりぎりまでその引越し準備に忙しかった。

それだけに、この2006年の第1戦は不安いっぱいのまま迎えたが、それも最終日に吹き飛んだ。
66をマークして、通算17アンダー8位タイ。ブランクもものともしない好スタートに、応援に駆けつけたヘイヨンさんも、ホっと安堵の表情で夫を出迎えた。

大会週の水曜日には、プロアマ戦のあと「日ごろお世話になっている皆さんに・・・」と、報道陣が集まるプレスルームにやってきて、夫婦の名前と結婚記念日がプリントされたボールを配って歩くなど、律儀なところはデビュー当時のまま。
「日本のみなさん、今年もまたお世話になります!!」。
その物腰の柔らかさが、逆に凄みを感じさせる選手だ。

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