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フジサンケイクラシック 2005

伊藤涼太くんは4試合連続のベストアマチュア(ロゥエストアマチュア)賞を獲得

「星野さん(=右)とは最近仲良くしてもらってます」と伊藤くん
この日最終日に同じ組で回った星野英正とは、8月のサン・クロレラ クラシックから仲良くなった。
アマチュアタイトル52冠をひっさげてプロ入りしたあと初優勝を挙げるまでとても苦労した、という話を15歳の伊藤くんにも語って聞かせてくれるなど、「星野さんは、とても優しい人」。
すぐに打ち解けて、毎週スコアで勝負するなど親交を深めていた。

その2人が、直接対決。
ショットの調子が悪く、76を叩いた伊藤くんに対し71のパープレーにまとめた星野は18番グリーンで右手を差し出し「・・・まだまだだなっ!!」。

「・・・自分でも、まだまだだと思う。もっとスピンをかけて打ったり、プロの人たちはもっと凄いから」(伊藤くん)。

伊藤くんにとって“一流”と呼ばれるための条件は、単に技術や成績が凄いだけではなく「オーラを持っていること」。
星野も、その条件にかなう選手のひとりだという。

伊藤くんもこの4日間、たくさんのギャラリーを引き連れて歩く姿はトッププレーヤー顔負けだった。
大勢の前でプレーができたことは嬉しかったが、「今日はボギーや、ダボばっかり見せてしまったから・・・」。
好プレーで沸かせることができなかったことが、悔しい。

「僕も、いつか星野さんみたいなプロになりたい」。
次週は昨年、初の予選通過を果たしたサントリーオープンに挑戦する。
一流への道を目指して、15歳の挑戦は続く。



  • 4試合連続のべストアマ。左からフジサンケイクループの日枝久代表、チャンピオン丸山大輔と・・・。

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