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フジサンケイクラシック 2005

野仲茂「早く決めて楽になりたい」

今年から会場が変わったここ山梨県の富士桜カントリー倶楽部は男子ツアー開催のためにコース改修が施され、パー71にしてツアーで最長のトーナメントに生まれ変わった。

総距離7,454ヤード。
500ヤードを超えるパー4や、600ヤード超のパー5など、タフなホールが続く。

「ティグラウンドの表示を見るとつい、飛ばそうと力んじゃう。だから距離はあまり意識しないで、とにかくフェアウェーキープを心がけた」。

おかげで、大きくミスしたのは1ホールだけ。
グリーン上では、今週から持ち替えたピンタイプのパターが活躍した。
これまで使っていたマレット型に比べて「ストロークで打てるから、ラインが出しやすい」と、安定したショットで得たチャンスを、ほとんど決めることができたという。

今年は、これまでショットとパットのかみあわせが悪く、予選落ちも多かった。
現在の賞金ランクは73位。
「・・・早く決めて楽になりたい」との言葉も真に迫る。
5年目となるシード権をできるだけ早く確保するためにも、ツアーで2番目の賞金額を誇る今大会が稼ぎどころだ。


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