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フジサンケイクラシック 2005

矢野東「僕も行きたい」

今週、内藤雄士コーチのなにげないひとことで、大きなヒントを得た。「テイクバックで、左に体が倒れ気味になってしまう」。練習場で悩んでいた矢野に内藤さんがつぶやいた。
「テイクバックで、首を真っ直ぐにしてみたら?」。

さっそく取り入れてみると、「それがドンぴしゃ!」。
たちまちショットは絶好調だ。

「これまでにないくらい、思い通りに打てる感触。今週は、やれるような気がしてた」。

15番パー5ではクリークで残り250ヤードの第2打を10メートルに乗せてイーグルを奪うなど、65でまわって通算5アンダーは3位タイ。

獲得賞金も1300万円を超え、後半戦にむけて確かな手ごたえが出てきた。
6月ごろからシード権にハラハラしながら過ごしてきたが、少し気持ちも落ち着いた。
予想通りの好結果に、「これから、楽しみになってきた」と声も弾む。

チャンピオンに輝いた丸山大輔は、今シーズン8人目のニューヒーロー。
「僕もこれから残り試合で、行きたいですね」。
この勢いで矢野もできるだけ早く、初優勝者のリストに名を連ねたい。

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