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アコムインターナショナル 2005

野仲茂「教わったことを、ちゃんとしなくちゃ」

少しドキドキしながら予選2日目を迎えた。嫌なジンクスがあったからだ。
「僕は、初日だけの男」。
上位でスタートしても、2日目以降にスコアを伸ばせないまま結局、平凡な順位に終わってしまう。
そのパターンがここしばらく、続いていた。
それを打開したくて、「今日も“初日”だと言い聞かせてプレーした」。

12、13番で連続バーディを奪うも、次の14番で3パットのボギー。
「・・・やっぱり、ダメなのかな」。
つい悪習に引きずられそうになる心は、目の前の“大先輩”が押しとどめてくれた。

予選2日間を同じ組でプレーした真板潔。
12歳も上だが、横浜商科大学高校の後輩ということで、普段から何かと気にかけてくれる。
その真板に1ヶ月ほど前から、パッティングの特訓を受けている。

「真板さんの前で、教わったことをちゃんとしなくちゃ」。

先輩の好意に答えようと努めるうちに、鬼門の2日目を無事クリアして上位に踏みとどまることができたのだ。

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