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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

伊藤涼太は、伊沢利光と同組

100ミリ以上に伸びたラフは粘っこく、クラブヘッドに絡みつく。
砲台になったグリーンは適度にアンジュレーションがあり、一筋縄ではいかない。

月曜日から、2ラウンドの下見をこなした感想は「難しい、とは思うけれど。去年の(会場の)片山津のほうが難しく感じた。今年はどのくらい出せるか、やってみないとわからないけど昔からあこがれていた廣野で、どれだけやれるかとても楽しみです」。

15歳のアマチュアが、伝統の一戦を心待ちにしている。

中でももっとも楽しみなのは、予選2日間を伊沢利光と回れること。
今週火曜日に発表されたペアリングを見た途端、小躍りする思いだった。

「日本で一番、美しいスイング。雰囲気もかっこいい」。
ゴルフを始めた7歳のときから、憧れの存在だった。

ツアーに出るたびに、「いちど一緒に回ってみたい」と羨望のまなざしを向けていた。
かねてからの夢が、いよいよ実現する。

練習日は「緊張して、結局声がかけられなかった」。遠くから、ただ見つめるしかなかったが、13日(木)の本番には同じティグラウンドに立てるのだ。

「プレー中は自分のゴルフで精一杯だけど、ティショットを待つときとかに一流プロの攻め方を見てみたい」。

今週の目標は、ローウェストアマ(ベストアマ)賞の獲得と、トップ5入りと、直接対決で「伊沢さんに勝つこと。同じ組で回って伊沢さんに勝てたら、記念になります」。
無邪気に言った。

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