昨シーズンは、アメリカ、欧州、豪州、アジア・・・と、活躍の場を求め、世界各国 を転々とわたり歩 いた。「そのおかげで、すっかりクタクタになってしまって・・・」旅の連続で疲れ がたまって、かえ ってプレーに悪影響がおよび、結局どのツアーでもシード権を得られなかったのだ。
それを反省に、今年は、ファイナルQTランク14位の資格で出場権を得た日本で、腰を 落ち着けじっくり と取り組む計画だ。
その中でも、目はしっかりと世界舞台へと向いている。
先週から始まった全英オープン日本予選。実はこのオフ、ミルカ・シンはアジアで行 われた全英オープ ンの世界予選にも挑戦した。出場権が与えられる上位4人のうち、ラスト4枚目のカー ドは4人でのプレ ーオフ。その1ホール目に、日本の塚田好宣（よしのぶ）に敗れているのだ。
「ツカダに、先に8メートルもの長いバーディパットを決められちゃってねぇ…（苦 笑）。あともう一歩だっただけに、あのときはほんとうに悔しかったよ！」。
いまのゴルフの調子は「絶好調。自信を持ってプレーできる」と言い切れる状態なだ けに、改めて、この全英オープン日本予選で出場権を勝ち取って、世界最古のメ ジャー舞台に立つと決めている。
※全英オープン日本予選・・・先週の日本プロゴルフ選手権から、世界最古 のメジャー戦『全英オープン（7月15－18日）』の本戦出場権をかけた“全英オー プン日本予選”が始まっている。6月の『〜全英への道〜ミズノオープン』まで の計6試合の賞金ランクを合わせた“全英ランク”上位4人に、今年の会場『ロイヤル ・トルーン』への切符が与えられる。今週のマンシングウェアオープンKSBカップ は、その対象試合のうち2戦目となる。現在、“全英ランク”でトップに立つのは、 前週の日本プロで悲願の大会初Vをあげた韓国のS・K・ホ。