Tournament article

〜全英への道〜 ミズノオープン 2003

『来年もまた来ます!』トーナメント裏方観戦ツアー

ミズノスタッフが、バスガイドよろしく、大会ロゴマーク入りの黄色い旗で先導する。
「は〜い、次はプレスルームです! 記者のみなさんはいまお仕事中なので、おしゃべりの声は小さめでお願いしま〜す」。
この声を合図に、ぞろぞろと列をなして入ってきたのは、この日会場に足を運んでくださった一般ギャラリーのみなさん。大会の裏舞台が見られる『トーナメント裏方観戦ツアー』に参加された方々だった。
この観戦ツアーは昨年に引き続き、2度目の試み。
「トーナメントへの理解を、もっと深めていただこう」(ミズノ広報部)という意図ではじまった。
決勝ラウンド当日にギャラリープラザで参加者を募集。集まってくださった先着25人(土日2日間で計3回)のみなさんに、主に大会の中枢となる大会本部や、選手のスコアをリアルタイムで配信する速報本部、各メディアが集結するプレスルームや期間中のJGTOの仮事務所ともいうべき大型バスのツアーカー、ツアー帯同のフィットネスカー、ロッカールーム横のプレーヤーズラウンジなどを、約1時間で見学していただくという内容。
昨年も参加して「面白かったからまた来たよ」という熱心なファンの方もいて、すっかり、大会名物として定着しつつある。
普段の試合観戦だけではめったに見ることができないトーナメントの“裏舞台”を目にした参加者のみなさんは興味津々。
大会本部では、瞬時に会場周辺の気象状況がわかるシステムや、プレーの進行状況がひと目で分かるモニターに、くぎ付け。
プレスルームでは
「記者の人は、毎週、同じ人が記事を書いているのか」という質問や「ギャラリー数はどうやって数えているの?」といった質問が次々と交わされた。
また、クラブハウスレストランでは、ちょうど昼食にラーメンを食べていた倉本昌弘に質問攻め。
「選手の方でも、ラーメンを食べてるんですね!」との問いには倉本が、「そうですよ〜、選手だって食べるものは、みなさんとほとんど一緒です!」と、気さくに答えるなど、終始、なごやかムードで進んだ観戦ツアー。
各箇所を一巡したあとには参加者全員に、選手のサイン入りの大会のキャディポンチョが配られた。思いがけないプレゼントに、大喜びのみなさんは「また、来年も楽しみにしています!」と口々に言い残して、今度は試合の観戦へとめいめいコースに散って行った。
なお、このトーナメント裏方ツアーは、最終日にも先着25人で実施される予定です(ただし最終日のツアーは1回のみ)。

関連記事