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アイフルカップ 2002

「それならば27アンダー、記録を更新して勝てたらいい」単独首位の今野康晴

1番で3パット、3番で左のフェアウェーバンカーに打ち込んでボギーとし、一時、首位を譲ったが、このまま、引き下がらないのが、今野の強さ。
 「以前は、ミスしたら、ふてたりしていたけど、いまはそういうことがない。ショットが曲がっても、パーを取る。逆転されても落ち着いて対処できる。ただ目の前の1打に、集中できるようになったから」
 シード落ちした昨季、肩の故障もあり、思うように球が打てない苦しみを味わって、今野は確かに、ひとかわむけた。5番で、15メートルを沈めたイーグル、10番からの4連続バーディが、それを物語っている。
 66でまわって再び首位に返り咲き、通算20アンダーは2位と3打差。「明日は、自分らしいゴルフを」といいつつも、トーナメントレコードがB.ジョーブ、ジャンボ尾崎らが出した26アンダーと知ると、「それなら明日は27アンダー…(笑)。記録を更新して、勝てたらいいですね」と、ちょぴり欲もみせた。

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