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住建産業オープン広島 2002

「とにかく1円でも多く、稼ぎたい!」

広田(=右端)は、練習仲間の金城和弘らと和気藹々の練習ラウンド
 開幕時の出場優先順位49位から急浮上、現在7位につける広田悟
 今年の予選会組の“出世頭”、つまり、今季、開幕時の出場優先順位から、もっとも急浮上した選手は、現在、同ランク11位につける丸山大輔だ。62位からの、ランクアップ。
 タマノイ酢よみうりオープン2位タイ以降も好調は続き、10位タイ、12位タイと、躍進が続いている。
 現在、賞金ランキングも30位につけ、このままいけば、今季のシード権も、ほぼ手中にする勢い。
 今週も、欠場者の補充で出場を決め、活躍が期待される。

 この丸山についで、出場優先順位を上げているのが、現在、同ランク7位の広田悟(=写真右端)だ。開幕時の予選会順位49位からの浮上は、丸山同様、タマノイ酢よみうりオープンで、2位タイにつけたことが大きかった。
 その前週のJCBクラシック仙台で予選落ちしたあと、広田はスイングを、徹底的に見直した。
 テレビ中継のVTR、同じ所属コースの選手に撮影してもらったビデオなどで、自分の欠点はどこか、チェックしたところ、「オーバースィングになっていた」ことがわかった。
 「そのせいで、上からクラブが入り過ぎていた。もっとコンパクトなスイングを心がけ、左脇をしめる」
 この点に気をつけた途端、「うまくラインが出るようになり、距離感もあってきた」その結果の翌週の2位タイだった。

 「普通、悪くなるところって、毎回1つか、多くて2つ。だけど、それがどこだかわからないと、いったん、調子を崩すと、どこをいじればいいのか分からなくて、パニックになってしまう。でも、今回、やっと、自分の“基本部分”みたいなものを見つけることができた。今度悪くなったときは、その点を重点的に、直せばいい…。そう思うと、なんだか、すごく安心して、ゴルフができるようになったんです」

 ひとつのきっかけで、自信をつけた広田。「元・暴走族」(広田)から転身を図った29歳は、現在、賞金ランク50位。初シード入りにむけ、「とにかく、出られる試合で、1円でも多く稼ぎたい」と、貪欲さをむき出している。

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