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東建コーポレーションカップ 2002

「ジュニア世代たちの、お手本となれるツアーを目指して」 島田幸作チェアマンの開幕直前ご挨拶

 「昨年は、海外で、伊沢選手や谷口選手、丸山選手といった選手たちが、大活躍をしました。
 国内では、中嶋選手などベテラン選手が、見事な復活で、ツアーを盛り上げてくれました。
 ワールドカップの日本開催で、国内でも、ゴルフ熱が高まりました。
 今年もまた、年明け早々に、横尾選手、谷口選手が両選手の活躍のニュースが海外から届き、さらに、実りの多いシーズンになりそうで、今から、胸が躍ります。

 日本人選手の活躍が増えるほど、わが国のゴルフの世界水準が、問われる機会も、いっそう増えてきました。
 ワールドカップの際、PGAツアーのコミッショナー、フィンチャム氏も来日し、公演をしていただきました。その中で、PGAツアー繁栄の第1の理由として、「選手の品位の高さ」を挙げ、「アメリカでは、92%のスポーツファンが、PGAツアーの選手たちのことを、自分の子供にとって良い手本になる、と考えているそうです。これは、他のスポーツよりも、25%も高い支持を得ている。このイメージこそが、我々の最大の財産なのです」と話されていました。
 今のツアーにとって、もっとも大切なのは、ファンを一人でも多く増やすことです。ファンにとって、選手の役割は、きわめて大きく、「すばらしいプレーを見せること」は、もちろん、「社会のすばらしいお手本になること」に関しても、大いに期待されているのです。
 今週火曜日に開いたJGTO総会では、選手たちを集めて、そのことを話し、コースでの振る舞いには充分に気を配り、主催者、関係者のみなさまにはいつも、感謝の気持ちを忘れないように、と話をしました。
 我々スタッフ、選手が一丸となって、ジュニア世代のお手本となるようなツアーを目指し、今年も力を尽くして参ります。ファンのみなさまには、なおいっそうのご声援、そして厳しいご批判を、この場をお借りして、お願いしたいと思っております」

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