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アコムインターナショナル 2001

「笑ってゴルフができています」

先週に引き続き、野仲茂が再び上位に

 プレー中にも、キャディとの世間話で、笑顔がこぼれる。
 「笑ってゴルフができる・・・こんな楽な気持ちでプレーするのは、はじめてです」
 先週の大会で、野仲は、アマチュアの宮里優作君と並んでツアー自己ベストの2位入賞。
 賞金1200万円を稼ぎ、賞金ランクは、一挙に39位までノシ上がった。
 初のシード権もほぼ手中にし、今週は、ツアー規定の“前週の大会5位以内”の資格で出場している。
 例年、この時期は、すでに年末のQTを視野に入れてのツアー参戦となるだけに、「昨年までとくらべ、余裕でゴルフが出来ているのを実感する」という。
 その余裕が、プレーにも好影響を与える。
 いつもなら、ほんの微風でも神経質に、風の方向を読んだりしていたが、「いまはまったく考えず、漠然とピンを狙っていける。思い切り振ってもショットは曲がらないし、グリーンをはずしてもなんだか、『大丈夫』って思えるんですよ」

 目下の悩みは、ビッグトーナメントが目白押しの秋終盤、もうあと数試合で、今年はシードを持たない野仲が、出場できる大会がなくなることだ。そうなれば、来シーズンまで、稼ぎのない生活になってしまうのだ。
 このままツアーに出場しつづけるためには、先週に引き続き5位内に入ることが条件。
 「そんな、無謀だけど・・・。でも、そうなれたらいいんですねえ・・・」
 もっとも、その悩みも、今週、初優勝を飾れば、すべてが解決できるが・・・。

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