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全日空オープン 2001

「このくらいの風、オージーには問題ないね」

上がり連続バーディにガッツポーズ、2位に浮上したスコット・レイコック

 17番、579ヤードのパー5。林超えの2オンも可能なホールだが、豪州出身のレイコックは堅実に、第2打を残り128ヤード地点まで運び、そこからピンまで2メートル弱につけバーディを奪った。
 「頑張りすぎてしまう選手もいるけど、僕は着実に、プレーするタイプ。基本を忠実に守れば、ゴルフにも自信が出るもんさ。そうすれば、いろいろなショットも楽しむことができる・・・」
 このバーディで通算6アンダー、3位タイに浮上。「よし、チャンスがあれば、もうひとつ取るぞ!」と気合を入れて打ったラスト18番のティショット。
 いつもは、第2打が5番アイアン以上の距離が残るが、この日は追い風にも助けられて会心の当たり。残り128ヤードを9番アイアンでピン右手前3メートルにぴたりとつけて、連続バーディフィニッシュに、レイコックは力強くこぶしを握った。

 「今日は、良いプレーができたよ」
 表情にも、充実感が漂う。
 強風の中、「今日はフェアウェーを外したのは3回だけ」とショットが絶好調。
 「このくらいの風なら、オーストラリアの選手なら、あたりまえ。問題ないね」と、2位タイで迎える決勝ラウンドには、自信ありの様子だった。

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