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アコムインターナショナル 2005

スコット・レイコック「家族の顔を見た瞬間に・・・」

母国オーストラリアには、こんな格言があるという。
「ゴルフ場を出たら、ゴルフシューズは脱げ」。
つまり、コースを離れたらその日のゴルフのことはすっかり忘れてしまえ、ということらしいが、今週のレイコックには、それが実践できている。

久しぶりに妻・ジャネットさんが長男ジョエル君を連れて来日している。
毎日、最終ホールで待っていてくれる。

「普段ならいつまでもミスを振り返ったり、後悔したり・・・。その日のプレーを引きずってしまうものだけど。今週は家族の顔を見た瞬間に、すべて吹き飛んでしまうんだ」。

それが良い気分転換になっている、というレイコック。
内助の功で、この日はボギーなしの8アンダーをマーク。
通算11アンダー2位タイに浮上した。

2日目も首位をキープしたニュージーランド出身のデービッド・スメイルも、妻シェリーさんが来た途端、連日の好スコア。
遠く異国の地で転戦を続ける外国人プレーヤーには単に試合に慣れるというだけでなく、環境の違いやホームシックなど、生活を取り巻く諸問題をクリアしていくことが、最・重要課題というわけだ。


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