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Philip Morris Championship 2000

横田真一が、12番でホールインワン

「でも、今週は“就職試験”なんだ」

 横田真一の12番パー3(195ヤード)。
 ピンポジションは「右6ヤードとシビアな位置。1歩間違えば、右に落っこちる。危なかった」という4番アイアンのティショットは、ピンにむかってまっしぐら。
 手前7ヤードに落ちて転がり、「コトン、って入ったのが見えた。完璧だったね」。
 主催の朝日放送、開催コースのABCゴルフ倶楽部から記念の20万円が贈られて、「ありがたく思います」と横田。

 だが、快挙を達成したわりに、そのあとのコメントは切羽詰っていた。
 「今週は、就職試験」。

 現在、賞金ランク75位。シード圏内までまだ数百万円ほど足りない。
 「なんとか結果を出さないと…。背水の陣…というより、僕の背中は火だからね。シード取れないと借金地獄。油汗かきながら、やってるんだよ」。

 ホールインワンでスコアを縮め、前日の26位から12位まで順位を上げたのが、救い。最終日は、シード入りをかけ、横田が正念場を迎える。

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