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ファンケル沖縄オープン 1999

3位タイにつけ、賞金ランク102位から、一挙に70位までジャンプアップした小林正則

小林正則は、この沖縄オープンが今季6試合目ながら、ここまで563万円余りを稼ぎランキング102位につけていた。シードのボーダーラインが約1300万円と見られていたため、3位の賞金612万円ではそれに届かないが、2位の900万円なら十分にシード獲得ができるという位置にいた。
最終日、7アンダーの7位タイからスタートした小林は、2番ロングをバーディとしたものの、3番ショートではダブルボギー。さらに5番ロングでもボギー。順位は見る見る下がる。しかし、6番から3 連続バーディを奪うと、息を吹き返し、インは4バーディ、1ボギーと通算11アンダーまでスコアを伸ばした。結局単独3位に終わったが、豪快なロングドライブと歯切れのいいゴルフは、来季に期待を抱かせるに十分な逸材であることをアピールした。 

小林正則のはなし
「スコアについてはあまり考えていませんでした。18番のバーディパットが入れば、その時点で2位タイになることはわかっていましたが、そのあとで手嶋さんが取ってしまえば、3位になってしまいますから…。シードのことは頭にないとは言えませんけれど…途中まではやっぱりあまり考えていませんでしたね。

 本当に考えたのは16番のボードを見てからです。あと2つでもしかしたら、と考えました。予選会で頑張ります。

今日は丸山(茂樹)さんと回れたことのほうが嬉しかったです。勝ちたいとかよりも、今日は丸山さんのゴルフを見たいと思ってましたからね。

 それに(同じ契約先ミズノの先輩の)手嶋さんにはぜひ勝ってほしかった。その気持ちのほうが、大きかったです。手嶋さんの初優勝シーンが見られて、本当に嬉しかったです」

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