Tournament article

カシオワールドオープン 1999

インターナショナルツアー最終戦、海外選手の顔ぶれ

ミケルソンは、ルーキーイヤーの1992年とその翌年の1993年にも、本大会に出場している。
鞭のようにしなやかな身体から繰り出される飛距離と、手首を柔らかく使った天才的なアプローチで、ともにトップ10入りを果し(92年=8位、93年=2位)大物ぶりを発揮した。

今年は3回目の出場。出場するたびに順位をあげているだけに、次はどんな活躍を見せるのか、期待がかかる。

「6ねんぶりにまたこの大会に出場できることになって、開催をとても楽しみにしています。前回は優勝をのがしたけれど、あのときも自分でもとてもいいプレーをしていた。
今回も、同じようにいいプレーをして今度はぜひ勝ちたいね。
ここ、指宿のコースコンディションは素晴らしく、特にフェアウェーは完璧だ。
グリーンは速いしラフも難しい。非常にチャレンジングなコースだね。
相性のいいコースで、今週は優勝を狙っていくよ」

写真=練習場で、ジャンボ尾崎を見つけると、「ハーイ、ジャンボさん」と親しげに近寄って挨拶するミケルソン。がっちり握手を交わした。

★ フィル・ミケルソン略歴
1970年6月16日生まれの29歳。
1991年、アリゾナ州立大学在学中にUSPGAツアー『ノーザンテレコムオープン』で1985年のスコット・バープランク以来のアマチュア優勝を飾り、翌年の1992年にプロデビューした。
さらに翌年のビュイックインビテーショナルでプロ初優勝。同じ年のジ・インターナショナルで早くも2勝目をあげた。
昨年のメルセデスチャンピオンシップでツアー通算13勝目。
世界に通用するレフティとして、活躍を続けている。

関連記事