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日本オープンゴルフ選手権競技 1999

最終日は最大瞬間風速19メートル、選手のスコアも会場内も、荒れに荒れた

大会初日に今年の全英オープンで大活躍した米山剛が「ここはカーヌスティ(今年の全英開催コース)より難しい」と言ったほどの難コースに仕上がった小樽CCに、最終日は最大風速19㍍という台風なみの嵐が襲いかかった。上がって来る選手たちはプレーの内容よりもいかに風が凄かったかを口々に訴える。
普通の風が吹いても、初日ように平均スコアが78を以上にもなるコースに体験したこともないような強風が吹き荒れたのだから、もちろんスコアは総崩れ。当然アンダーパーでまわった選手は一人いない。

優勝チャンスにいながら6位タイに終わった尾崎健夫は「ドライバーなんか60ヤード〜70ヤードも曲がるんだもん。まだチャンスだと思って思い切り振ったんだけどね。きょうのコンディションは耐えられなかった」と、最終ホールのダブルボギーを悔やんだ。

また、同じく一時はチャンスありと見えた横尾要も6位タイに終わったが「みんなもこの中でやってごらんよ。どんなに凄いことかわかりますよ。ポンと前に放ったボールがあっというまに真横に流されるぐらいなんですら」と風の凄さに驚いていた。

最終日の平均スコアは79.794。あやうく80の大台に乗るところだった。

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