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サントリーオープン 1999

ニック・プライス、丸山茂樹のバースディVを阻止。

ニック・プライス(ジンバブエ)が、この日、30歳の誕生日を迎える丸山茂樹を、1 打差で下してV。
「マルのせっかくのバースディVを盗んだようで、心苦しいね。 でも、自分にとっても、今回の優勝は、ぜひ獲りたいもの。だから、とてもハッピーだヨ」

ニック・プライスの優勝インタビュー

ホールアウト後の第一声は「ビア、プリーズ! ノーモアゴルフ(笑)」とジョークも
飛びだす。南アフリカのダーバン出身。「暑さには慣れている。暑いほうが、強いんだ」というプライスも、「日本の湿気にはかなわないね」と、こっくり冷えた、美酒を飲み干した。
 今大会のVで、日本ツアー初勝利。これで、米国、欧州、豪州、南アフリカの5大ツアーすべての試合で優勝を遂げた。

ニック・プライスのはなし
 「世界一の選手と言われるためには、どうしても、日本で勝つことが必要だと思っていた。これまで何度も日本ツアーに参加して、勝てないでいたことは、ずっと心にひっかかっていたけど、きょうで、ぼくが世界一の選手のひとりであると、証明できたのではないだろうか。

 いつでもタフにプレーするためには、まず、ゴルフを心から愛する気持ちが必要だ。昔、パーマーも言っていたんだ。常にゴルフを愛する気持ちを持ちつづけ、日々精進することが大切なんだ、と。パーマーは、70歳になっても、20歳代のつもりで、ゴルフをしている。それはゴルフを心から愛し、努力しているからこそだとつくづく思う。

 そしてもうひとつは、スケジュール管理をしっかりすること。疲れたらきちんと休む。マンネリ化しないよう、自分なりにスケジュールをたてること。これは、プレーするうえで新鮮な気持ちを失わないためにも、本当に大切なことだと思うよ。

 丸山は、前半、ボギーが先行したけど、だんだんよくなった。彼のドライバーショットはとてもいいし、パットも、ゲームマネジメントも、非常にGOODだ。アメリカで活躍するには、まず、フェアウェーキープが鉄則だけど、彼はいい技術を持っている。
 きっと、アメリカで活躍できることだろう。

 ところで、ぼく自身のいまのゴルフの課題だけど、とにもかくにもパットにつきるね。
 ロングアイアンは非常にいいし、ショットもアメリカの賞金王を獲ったときと、なんら変わりはない。ただ、パットに少し欠けている部分がある。

 これが克服できれば、グランドスラム(マスターズ、全米オープン、全米プロ、全英オープンの4大メジャーすべてに勝つこと。プライスは、全米プロ2回、全英オープンを制している)だってかなわないことじゃないと思うのだけれど」

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