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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2026

「勝たずに行きたくない」7年ぶりの22勝目がかかる池田勇太の矜持

7年ぶりの復活優勝に向けて、池田勇太(いけだ・ゆうた)が、最終日を前に2打差の4位に持って来た。




通算5アンダーの、28位タイから出た3日目のムービングサタデーは、6番で、2.5メートルのスライスラインを決めると、20センチにくっつけた8番で、ピンそばの3連続バーディで沸かせた。

距離が長く、向かい風の序盤1番では、2打目を「剛ラフ」に入れたり、芝のないぬかるみのライに入った3番では3メートルを残したが、辛くもパーセーブ。

その後は、ピンチらしいピンチもなく、「昨日もノーボギーで来てたんだけど、17番で1個叩いてしまったんでね。それを覗けば2日間ノーボギーみたいな感じで出来ている」と、確かな手ごたえがある。

22年に発症した顎編位症の大手術とその後の治療とリハビリにもめどがつき、4季ぶりのシード復活を果たした今季は、これまでトップ10が3回。

4月の「関西オープン」では、3日目の首位で最終日最終組で臨んだが、ひとつ前で回る大学後輩、藤本佳則(ふじもと・よしのり)が、13年ぶりの復活Vを飾り、藤本と同組で回っていた大堀裕次郎(おおほり・ゆうじろう)は、ホールインワンを達成と、大賑わい。

「でも(自分たちの)最終組は、パッとしないで終わっちゃったもんね」と、6位タイフィニッシュの自身を笑う。

「勝つために、試合に出ているわけだから。そこを目指してやるのは当然」。

2019年の「ミズノオープン」以来の通算22勝目に果敢に挑むが、どん底を経ての7年ぶりがかかる身。

「今の自分の立場というのもあるだろうし、それはやっぱり自分が一番わかっているわけだから」と、プレー後のテレビインタビューにも真摯に語った。

だが、現在のポイントランク31位については、上位30人しか出られない12月のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場圏内だが、「勝って行くっていうのが一番いいんじゃないの?いや勝たずに行きたくない」。

ツアー通算21勝を誇る2016年歴代賞金王の矜持がちらつく。

この日、ウェアに背負った大きな「8」のデザインは、契約メーカー「muta MARINE」のブランドテーマ「無限大に変化する」を象徴するマークだが、中継局カンテレこと関西テレビさんのチャンネル番号でもある。

2打差の4位タイから出る最終日も、復活Vのチャンスは無限大だ。

大会前身の2018年「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」の歴代覇者で、ACNが主催になった第1回目の2023年には最終日最終組で回って、2位と惜しかった。

この日3日目は、“表街道”ぎりぎりのアウトトップのスタートだったが、「朝からずいぶん多くのギャラリーの方がついて歩いてくれたので。より魅了するようなショットとか、ゴルフと言うものをお見せしたい」。

映像にも映(ば)えるシーンをたくさん見せたい。


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