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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025

金谷拓実が自己最高4位「自分らしく」4連続ガッツポーズ締めで初シードへ大前進

金谷拓実(かなや・たくみ)が、自己ベストの4位タイを記録。初シードの確保に向け、日本開催のPGAツアーで大きく前進した。




5アンダーの18位タイから出た最終日もスタートから気迫に満ちた。

1番で10メートル弱のバーディトライを決めると、次の2番では3メートルも逃さず、ラフから1メートルに寄せた4番からまた連続バーディを奪い、9番で4メートルを沈めて5アンダーで後半に入ると、集中はますます鬼気迫るものに。



距離の短い13番パー4では2打目がピンにくっついた。15番から4メートルのチャンスを決め続けてこれでもか、とガッツポーズを作ると、首位の背中もちらつく14アンダーで入った18番では、急な登り傾斜のピンに向け、右の手前の刈り込みから奥1.5メートルに寄せる絶妙のパーセーブで“4連続ガッツポーズ”締め。



白地に青の巨大スタンドから、「カナヤカナヤ」と、賞賛の嵐が降り注いだ。
「応援してもらえることはすごく力になる。今週もそれがすごく身に染みた。肌で感じることができた。今週いいプレーができたのもそういう応援、力があったからこそ」と、感謝。

初シードの確保に奔走する中、昨年11月の日本ツアー「ACNチャンピオンシップ」のV資格で、このPGAツアーフォールシーズン3戦目に飛び込めた。

8月から日米3往復目。
「自分が好きでやっていること」を口癖に、先週のミシシッピからまた急いで戻り、時差ボケも上手にやり過ごして最終日に急上昇の4位。

5月に5位に入った「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」を上回る、PGAツアーでの自己ベストでポイントランキングは先週までの135位から、113位に浮上。
100位までが獲得できる来季フルシードに向け、値千金の日本プレーになった。

次週は、勝者にマスターズの出場権がある「日本オープン」をプレーしてからまた主戦場に帰る。

残りは4戦。
「最後までチャンスはあると思う。次に向けて、しっかりいい準備をして、とにかく自分らしいプレーができるように頑張ります」と、とにかくがむしゃらだ。


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