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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025
元・逆輸入選手の大西魁斗「優勝するしか意味がない」PGAツアー“ルーキー”がヨコハマでも奮闘
昨季の米二部コーンフェリーツアーから、今季PGAツアーに昇格した。
大西魁斗(おおにし・かいと)台風接近の初日を、1アンダーの「70」でまとめ、日本勢としては2番手に良い19位タイ発進した。

インスタートの10番で5メートルを決めると、12番パー5は100ヤードから、1メートルにくっつけ連続バーディ発進。
「悪いショットもあまりなかったですし、アプローチも寄ってくれた」と、難条件でそつなくプレー。
「アンダーで回れたのは嬉しいですし、まだ3日あるので集中してやっていきたいです」と、気を入れなおした。
9歳で渡米し、南カリフォルニア大学ではオールアメリカンでも活躍。21年のプロ転向直後に日本に戻った時には「逆輸入選手」として活躍した。
22年「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝を飾ると、すぐ同年の米二部コーンフェリーツアーの最終予選会を突破。
“ホーム”に戻ると、2季目の同ツアー「UNCヘルス選手権」で初優勝し、PGAツアーへの昇格を果たして今季初年度。
向上を期してスイング改造に取り組んだが「空回りしてしまった。PGAツアーは毎週、コースの難易度が高いですし、どういうスイングがいいのか、とか。ルーキーなので、そういう部分がまだわからない」と、現在のポイントランキングは、上位100人の来季フルシードにはかなり遠い198位。
「優勝するしかない、と、それくらいの気持ちでやっています」。
強い決意で戻ってきた。
「取り組んできたことがちょっとでもいい状態になってきたのかな」と、感じられる初日のアンダーパー発進。
「ほっとしています。明日はどうなるかわからないけど、きょうこうして終われたことは嬉しいですし、引き続き集中してやっていきたいです」。
“ルーキー”が横浜でも格闘する。














