Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント 2025
史上最年少プロ転向の香川友が初予選通過「ここからが始まり」ジャンボに感謝
上ってすぐ17歳から無邪気な第一声が出た。
「これで、ジャンボさんに叱られないで済みます!」。
15歳と7か月目の昨年3月に、千葉県の野田市立第一中学校を卒業してすぐ、史上最年少でプロ宣言した。
香川友(かがわ・とも)が、レギュラー初の予選突破を果たして、歓喜した。

史上まれに見るバーディ戦の予選カットラインは通算8アンダーとなった。
初日スコアの4アンダーは、香川がスタートするころにはとっくに予選通過の“圏外”へと押しやられ、後半の6番で、1.5メートルのチャンスを沈めて辛くも“圏内”に潜り込んでも、残り3ホールはヒヤヒヤだった。
「もうひとつ取って安心しておきたいな」と、臨んだ8番パー5のチャンスホールも取れず仕舞いでついに運命の最終9番へ。
手前3メートルのチャンスにつけながら、バーディパットが80センチほどオーバーしてドキドキした。
勢いあまった強気のタッチは向こう淵にドカンとぶつかったが、なんとかパーセーブを決めた。
5バーディ、1ボギーの「68」で回り、カットラインの通算8アンダーで決勝進出をモノにし、キャディでお父さんの正宏さんも安堵した。
チャレンジトーナメントの「ACNツアー」ではアマプロ通算12試合に出て3試合で決勝に進出したが、レギュラーツアーは中1の13歳で初めてツアーに出場してからならアマプロ通算7試合目、プロ転向からなら4試合目の初通過。
「早めに通れてよかったな」と喜ぶ一方、「ここからが始まり。ここからさらに上に行きたいな」と、気を引き締めた。
昨年11月にプロデビュー戦を飾った「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」から身長はまた3センチ伸びて178センチ。
体重は106キロの成長盛りはドライバーも「10ヤードは伸びました」と、当たれば300ヤードは余裕で越すようになり、むしろ今週は「半分くらいしか握れない」と、あえて刻むホールも多いという。
要の小技は指導を仰ぐ尾崎将司みずから削ってくれたという58度のウェッジに頼り切った。
「グリーンを外したところはほとんど全部です。パーも、バーディも上手く取れて、凄く役に立ってくれました。ジャンボさんは世界一アプローチが上手いと思うので、僕もジャンボさんに倣って打ちました」と、感謝。
「初めての予選通過から調子を上げていけるように頑張りたい」。
週末こそ偉大な恩人に結果で報いる。










