「最近はアニメもタイトルが長いですし、ちょっとでも注目していただくためにも、絶対にまともなタイトルなんかつけるもんか」と、こだわり抜いてつけられた。
それぞれの会場選定も面白い。
JGTO副会長の倉本昌弘(くらもと・まさひろ)が会見で明かしたところによると、半田会長は2連戦の開催コース選びに際して、「50アンダー出てもいい。とにかくバーディが出るコースと、絶対にアンダーパーが出ないコース」の両極端を要望されたそう。
確かに、2連戦で似たような展開が続いていてはファンの関心もそがれてしまう。
タイトル通りのバーディ合戦と我慢大会。
同じ北海道でもそれぞれ趣きの異なる熱戦が繰り広げられそうで、また興味深い。
地域貢献と活性化の方策もかつてない。
まず第1週の最終日(17日)のプレー終了後に、会場で「大阪プロレス」を3試合実施。
さらに、第2週の最終日(24日)には「女子プロレス」の試合開催と共に、1000発の花火が夜空を彩るという。
男子ゴルフへの理解も厚く、2大会とも決勝の第3、4ラウンドに進めなかった選手にも一律5万円が支給。
しかも来季は主催大会をもう1試合増やして、3大会の開催計画も示唆された。
「半田会長には今年もお世話になりますし、来年はもっとお世話になります」とJGTO会長の諸星裕も感謝しきりだ。
倉本も、「毎回ユニークなタイトルや、ゴルフとエンターテイメントの融合には、出場選手たちもみな本当に楽しみにしております。選手と共に、ギャラリーのみなさまにもお楽しみいただき、半田会長には開催してよかったと、言っていただけるような大会にしていきたい」と、決意も新た。
なお、会見ではこのほか、ISPSが「全英シニアオープン」のタイトルスポンサーに就任されたことも発表された。
7月24日ー27日にサニングデールで行われる同大会は「ISPS HANDA シニアオープン」として行われるといい、R&Aの主催大会で日本の団体がスポンサーをつとめることは異例中の異例。
これまでISPSが続けてこられたゴルフを通じた社会貢献が世界的にも認められた証しだ。
諸星や倉本はもちろん、会見には“AON”の青木功と尾崎将司、中島常幸をはじめ、ジャパンゴルフツアー選手会の会長&副会長で、ISPS契約の谷原秀人と堀川未来夢らもビデオメッセージで祝辞を寄せるなど、お祝いムードに包まれた。