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三井住友VISA太平洋マスターズ 2025
深堀圭一郎「これで人生最後」石川遼との3日目ラウンドと大ギャラリーに感謝
三井住友カードと契約する2人の大会アンバサダーが4日間を戦い終えた。
石川遼(いしかわ・りょう)は、昨年の自身の記録を超える大会5勝目と、史上7人目の連覇を狙ったが、通算1アンダーの30位タイで終戦。
「今週1週間はグリーンの読みがなかなか合ってこなかった」と、肩を落とした。
決勝ラウンドも、第2ラウンド最後のバーディで、辛くもカットラインに潜り込んだ。
「かなり自分でも意気込んでいたなと思う」と、いつにないホストプロの重圧を語り、「それをいい方に持って行ったり、コントロールするのはなかなか難しい」などと明かしていたが、もどかしさも晴れずに終わってしまった。
「非常に悔しいですし、残念です」(石川)。
石川と共に、三井住友カードの契約選手として活動する57歳の深堀圭一郎(ふかぼり・けいいちろう)は65位タイで無事、ホスト試合を戦い終えた。
開幕前は、「通れなくても土日は会場でお仕事します」と、話していたが、金曜日の第2ラウンドで、石川と共に通算3オーバー、61位タイで21年大会以来4年ぶりに予選を突破。
決勝第1日の3ラウンドでは石川と、16歳の@長﨑大星さんという組み合わせにも恵まれ、「遼と16歳と回れるなんてこれで人生最後」と断言。
謙遜ではなかった。
「いや、ほんと冗談抜きで」と強調し、「今の若い選手たちの可能性と、今もずっとゴルフ界を支えてくれてる遼の素晴らしさを改めて見させてもらえた。ほんと幸せ」。
共に大会アンバサダーとして、石川と大勢のお客さんを背負ってプレーできたことも嬉しく、「大勢の方々に足を運んでいただいて、本当にありがたかったし、本当に楽しかった。4日間ありがとうございました」と、頭を下げた。
今年の4日間の来場者数33164人は今季最多を動員(記録が残る92年以降)。
また、大会としても2010年の31451人を抜いて、最多を更新した。
石川も、「本当に感謝しかない。平日に働いて、土日は家族でどうしようか、という時にこの大会を選んでもらえるというのは本当にありがたいこと」と熱く語るなど、2人の大会アンバサダーにとっても感謝、感謝の1週間となった。










