Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ANAオープンゴルフトーナメント 2025
平本世中が“今季イチ”で「67」自信回復に何より効く薬は?
今年の男子ゴルフも三分の一が過ぎた。
残すところ9試合で、平本世中(ひらもと・せじゅん)に笑顔が戻った。

この日獲れた6つのバーディ(1ボギー)は「ほとんどがワンピンくらい」。
2番から先行した連続バーディは、いずれも2~3メートル内と、ピタピタついた。
「パターが入ってくれたのもあるが、自分的にはそこに打てたアイアンショットに満足しています」と、晴れやかな声が出た。
今季15試合が過ぎたが、一番良かった「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でも23位止まり。
昨年11月の「カシオワールドオープン」から、8年使い続けたアイアンセットをいったん手放したことで、不振に陥っていた。
「だいぶ古いモデルだったので、新しいのにしたかった」と、今年に入ってからも3セット試したが、「なかなか対応ができなくて、しっちゃかめっちゃか。だんだん自信も無くしていって、思うように体も動かなくなって、気持ちの問題もあった」。
一時期は思いつめたが、2週前の「フジサンケイクラシック」からアイアンセットを再びもとに戻すと「調子が良かった時の感覚に徐々に近づいていた」と、てきめん。
この日の5アンダー「67」には、「今年で一番良いゴルフができた」と、安堵の気持ちで一杯だ。
今のところ、賞金ランキングはまだ98位。
獲得賞金も、300万円足らずと「今年全然稼げてない」と、23年から続けるシードの確保はもちろん気になる。
でも、「今は調子がよくなってきたというほうが、シードや予選落ちよりはるかに嬉しい」と、率直に言った。
「今週はトップ10に入って、今後の試合に自信になればいい」。
今は何より好結果が、回復の薬だ。















