Tournament article

ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2022

初日の「61」より緊張する?? 岩井亮麿の囲み取材

岩井亮麿(いわい・りょうま)が初日の西コースで1イーグル7バーディの「61」で自己ベストを記録し、首位と2打差の2位タイにつけた。

 プレー後に、十数人ほど報道陣に囲まれ小さく悲鳴を上げた。

 

「そんなに見ないで……、緊張します!!」。

 

プロ16年目の36歳だが、こんなに大勢からいっぺんに取材を受けたのは初めて。

「2,3人には一度ありましたけど…。どうすればいいのか?」。

慣れない緊張からか、初日の大量スコアもプレーの振り返りでところどころ記憶が飛ぶ場面も。

 

この日1日11アンダーで、2打差の単独首位に立った池田勇太は大学同期。

だが、「つきあいはありません。向こうはスターで、こっちは陰で…。こそこそ試合に出たり、出れなかったり。それを繰り返しています」と、マスク越しに笑った。




1日目のアマチュアの結果はこちら

東コース(ダブルス戦)

西コース(ダブルス戦)


2日目の組み合わせ表はこちらから

東コース

西コース

 

福岡県の出身で、12歳からゴルフを始め、ツアー1勝の坂田信弘プロが主宰するジュニア教室に入塾。

 顕著な成績をおさめて沖学園高から東北福祉大に進み、アマ選抜のナショナルチームで活躍したが、2007年のプロ転向を契機にドライバーが不振に。

ツアー予選会のQTも4回続けてセカンドで落選するなどその後、ファイナルまで進めた年も数えるほどしかない。

 

「あまりにひどい時はやめちゃおうかな、と。今まで何度も考えた」という。

 

それでも、昨年まで所属していた大会の地元、茨城県のゴルフコースに支えられたり「今は子どものためにも頑張りたい」と2歳と、3月に生まれたばかりの2児女にも励まされて「最低でも今年は初シードと、できれば1勝したい」。

遠慮がちに意気込む。

 

「自分でも怖いくらいパットがポコポコ入った」という初日。国内唯一のプロアマ形式戦は、「プライベートのラウンドみたいでやりやすい」と、初日からリラックスしていた。

「普段、お客さんと回った時にも時々こういうスコアが出て。なんで試合で出ないかと。よく言われます」と状況を重ねて入れ込みすぎずに好発進できた。

 

19日と20日のアマのダブルス戦では、同伴プロからアドバイスを受けてもいい。

この日はラウンド中に、緊張しない秘訣を聞かれたそうで「緊張はみんなします。緊張しないようにと思うと余計にするので受け入れるといいですよ、と言いました」。

次の囲み取材でも生かそう。

関連記事