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たなびくパーカー、弾む心。昨年覇者・星野陸也の真骨頂

3日目は冷たい強風に、防寒用に羽織った上着が手放せない1日となった。

たなびくパーカーが、昨年覇者の弾む思いを代弁した。

 

「難しすぎて。頭が疲れましたね」と、嘆息しながら星野陸也はなぜかちょっぴり楽しそう。

「吹いて、やんで、吹いて、やんで、逆が来て…」。

呼吸しながらくるくる回る難条件こそ、真骨頂だ。

 

「マネジメントどおりのパーセーブ」と、胸を張るのは17番パー3。

「突風吹いたら池。でも、もしやんだら左を狙うとOB。でも右を向きすぎても難しい。風の影響が出ないような低い球で、風がやんだときのための“保険ショット”は、あえて奥のバンカー狙い」と、計算尽くしの1打でリスクを徹底回避。

 

昨年も雨、風の中で器用に球を打ち分けチャン・キムとの接戦を制した。

「頭は疲れますけど、天候悪いと気合いが入る。めちゃくちゃ好きです、難しいコンディション」と、今年も好物の展開に胸が鳴る。

 

毎朝スタートの3時間前から会場入りし、成瀬克弘・オフィシャルトレーナーのケアを受け、モリモリご飯を食べて、コースに出る。

ラウンド後は誰より長く居残り練習し、また成瀬氏のケアを受け、帰ってぐっすり眠る。


偉業に向かって高低差のあるコースを元気に闊歩。

1974年の故・杉原輝雄氏に次ぐ48年ぶりの連覇に向けて、始まる前からやる気満々だ。

 

首位と2打差の通算11アンダーで単独2位につけた3日目のコメントも、「一度は連覇をしてみたい。逆転できる位置。優勝できるように頑張ります」と、締めた。

今年87回を迎える日本最古のオープン競技に再び名を刻む。

 

リッキーのたなびくパーカー