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関西オープンゴルフ選手権競技 2022

13歳が快挙に挑む。@タイガーはV争い(ライブ配信中)

1926年に始まり、今年87回を迎える日本最古のオープン競技で、13歳が会場をにぎわせている。

 

香川友(かがわ・とも)さんは千葉県の野田市立第一中学の2年生。

3月に行われたアマチュア予選会で出場126人の門をトップ通過して、出場権を得た。

 

お父さんの正宏さんがバッグを担ぐ親子タッグで初日は一時、5アンダーまで伸ばして首位に並んだ。

 

第1打をOBした16番と、18番でもダブルボギーを叩いて1アンダーと後退したが「ちょっとしたこと。悪いところは特にありません。プロはみんな凄いし楽しいです」と、落胆もなかった。

 

初日の60位タイから2日目の予選を突破できれば、2009年の「VanaH杯KBCオーガスタ」で伊藤誠道(いとう・まさみち)が当時14歳と21日に記録した最年少記録を更新する。

 

予選ラウンドを回ったツアー通算30勝の倉本昌弘(66歳)は「僕と53歳違うんだよ」と、嘆息しながら「素晴らしい感性を持っている。球も飛ぶし、体もしっかり大きいし、あいさつもちゃんとできるいい子。プレーも早いし、しっかりと伸びていってほしい」と、応援した。


53歳差のグータッチ

 

お父さんが脱サラで始めた練習場で1歳からクラブとたわむれ、ゴルフに目覚めた。

280ヤード超は飛ばすが、アプローチも得意で5歳時には憧れのフィル・ミケルソンを見に米ツアーを生観戦。感性を磨いた。

 

身長170センチで、体重は95キロ。いまはゴルフを楽しみながら、大好物の牛丼や寿司をモリモリ食べて、とにかく体を大きくしているところ。

 スポンサーも、すしざんまいや明治生命などすでに6社も背負い、堂々とコースを歩く。

 

夢はマスターズで優勝。

「今週は予選を通って上位でプレーすることが目標です」と、2日目に勝負をかける。

 

主に関西のアマチュア選手を統括する関西ゴルフ連盟(KGU)主催の今大会は、香川さんのほか24人のアマチュアが出場。

 初日は東北福祉大4年の蟬川泰果(せみかわ・たいが)さんが、ボギーなしの「64」で回り、プロにまぎれて最上位の2位タイにつけた。


@タイガーです

 

最終ホールの18番では、向かい風に対して220ヤードの2打目を4番アイアンで4メートルに乗っけてイーグルで上がり「ツアーで1日目にこんなビッグスコアが出たことなかったです」と喜んだ。

 

昨年、ナショナルチーム入りを果たしたことで、「しっかり準備をして臨めた」という伸び盛り。最終学年の今年はゴルフ部キャプテンに就任し、「結果でいいところを見せたい」と、意気込む。

 

「泰果」=「たいが」の由来はもちろんタイガー・ウッズ。

先週、マスターズでの奇跡的な復帰にも勇気づけられ「同じ名前でもあるので僕も頑張りたい」と話している。

 

アマチュア選手たちの躍動も楽しみな「関西オープン」第2ラウンドの模様は「YouTube」と「GOLF Net TV」でライブ配信中です→こちら


蟬川さんのお名前を間違って表記しておりました。大変申し訳ありませんでした!!