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Novil Cup 2022

「気分は凱旋試合です」原敏之が逆転初Vを狙う

7バーディ、ノーボギーの65をマークし、通算11アンダーの2位タイにつけた原敏之。出身はお隣の香川県で、Jクラシックゴルフクラブは何度もラウンドしたり、練習していたコースだけに、攻略ポイントは頭に入っている。

原は日本ジュニアや四国アマを制するなどジュニア時代から四国では名の知れた選手だった。21歳でプロ転向し、地元のゴルフ場に所属しながらツアーを目指したが、19年から去年を東京へ移した。そこで多くのアマチュアにレッスンを行う忙しい日々を過ごすわけだが、ちょっとした発見もあった。それまではマッスルバックのアイアンだったり、いわゆる本格的なプロモデルのクラブを使っていたが、やさしいタイプのクラブセッティングに変更してみたことで、意外とプロでも使えることに気づいた。また、スイング理論に関してもプロもアマも関係なく大事なことは共通していることにも気付かされたという。

そんな経験を経て挑んだ昨年のクオリファイングトーナメントでは初めてファイナルに進出し、今季のABEMAツアーへの出場権を獲得した。

シーズン序盤戦で結果を残すことでツアーへの足掛かりを作りたいと考えている原。明日の最終日は逆転で初優勝を狙う。

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