Tournament article

TIチャレンジ in 東条の森 2021

@河本力さんが先週の悔しさを晴らす大逆転優勝!

先週の『パナソニックオープン』では最終日最終組で回りながら崩れてしまい、目の前で@中島啓太さんの優勝を祝福する形になってしまった@河本力さん。
ライバルの優勝は刺激であり嬉しいものだったが、やはり何倍もの悔しさを噛み締めていた。
優勝スピーチでは声を詰まらせるシーンもあったが、それだけの悔しさがあったからこそ、この優勝を手にできたと言ってもいいだろう。
「本当に嬉しいの一言です。今日は満足のいくプレーができました。先週は本当にすごく悔しくて。ショットの調子自体は悪くなかったんですけど、最終日はパッティングが全く入らなくて。それでフラストレーションが溜まって、どんどん焦ってしまって。もちろん技術で劣っている部分もあると思うんですけど、それ以上にメンタルというか気持ちが前に出過ぎちゃって。自分に足らないものは何かということをすごく考えさせられました」。

最終日は首位とは6打差があり、アウトコースのトップスタート。攻めるしかないポジションからスタートではあったが、朝から台風からの風の影響でコンディションはかなり難しい状態だった。そんな中で前半を5バーディ、1ボギーの31 でラウンドし、後半も3バーディ、ノーボギー。最終ホールはベタピンバーディで締めた。終始気持ちを切らさない集中力の高いゴルフを展開した。
「結果的にあの最後のバーディが本当に大きかったです。スタートするときは優勝とかは意識していなくて、それでも10位以内を目指していました。初日、2日目は先週までの疲労が溜まっていました。ただ、満足できるスコアではなかったんですけど、2アンダーでも気持ちが落ち込むような内容ではないと思っていました。それで昨日は21時に寝たら今日の朝は本当に体調が良くなって。目覚ましをせずに4時40分に目が覚めて、朝から牛丼もいっぱい食べました。(笑)まだ優勝の実感は湧いていないんですけど、でも今日のような風の強い中でこういうプレーができたのはすごく自信になりました。再来週(日本オープン)に向けて、もっと良いプレーができるように自分をコントロールしてのぞみたいです」。
プロの試合で勝てたこと、そして風の中の難しいコンディションで最高のゴルフができたことは@河本力さんを大きくレベルアップさせるに違いない。2週後の『日本オープンゴルフ選手権競技』が本当に楽しみになってきた。

    関連記事