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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2021

最終組の2人が意地を見せて久常にプレッシャーを与える!

7アンダーの単独首位からスタートの幡地隆寛と、同組で幡地とは2打差の5アンダー5位タイからスタートとなった岩﨑亜久竜の2人が優勝戦線に踏みとどまった。
午前組の久常涼の通算17アンダーという数字を確認してからの午後の最終組でのスタートだった2人だが、スコアを意識したからか、序盤は互いにスコアを伸ばしきれずにいた。そんな中で共にいい流れを掴んだのが、折り返し直前の18番パー5。幡地はイーグル逃しのバーディで岩﨑はイーグルだった。
「あのあたりから段々とパッティングのフィーリングも良くなってきて、それで後半の1番から3連続バーディがきて、いい流れでゴルフができました」と幡地。終わってみれば、今日は6アンダーの66をマークし、通算13アンダーの2位につけた。
久常とは年齢こそ9歳違いだが、同じ岡山県の作陽高等学校出身の先輩後輩の関係になる。明日は後輩を追いかける形になるが、それもなんとなく楽しみに感じている様子だ。
「練習ラウンドなんかは一緒にやったことはあるんですが、試合での彼のプレーはまだ見たことがないので楽しみです。今日の彼のスコアからすると4打差はちょっと厳しいかなと思いますが、早い段階でしれっとバーディを獲って2打差とかにできれば面白いかなと思います」。
一方の岩﨑は、18番でのイーグルで完全に波に乗りながらも、6番ホールで痛恨のOBを打ってしまいダブルボギーを叩く。悪い流れになるかと思われたが、強い気持ちですぐさまバーディを取り返し、上がり3ホールを3連続バーディで締め、通算12アンダーの3位につけた。
「明日もなんとか幡地さんと回りたいと思いながらプレーしていました」。
最終日は幡地、岩﨑、そしてトップの久常というツアーでもトップクラスの飛ばし屋3人の共演となる。果たしてどのような展開になるのか、一瞬たりとも目が離せない。


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