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ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2021

初優勝、初キャディって最高だよね、内藤くん?

©JGTOimages
今オフ2月に、トレーニングで無理がたたって、腰痛に。「2か月も練習ができないのが続いた」と、まだ本調子ではなくとも本大会は嫌でも気合が入る。

今週、プロ14年目の内藤寛太郎が一緒に回るアマの方々以上に気を遣う相手が隣のキャディさん。高木勇輔さんは、神奈川県に本社を置くスーパーマーケットチェーン「ロピア」の社長さん。
昨年、同社と所属契約を結んだ。コロナ禍の苦境を救ってくださった大恩人だ。

「以前から、担いでみたいと仰って。今週やっと実現。下手なプレーは見せられない」。
最大瞬間17メートルの強風下で奮闘。この日は、東コースで6バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算11アンダーの3位タイ浮上。「今日は我慢で、凄く頑張っていた」と、感心させた。

高木さん自身もゴルフがお好きで、この日はアマの方々のダブルス戦にも興味津々。
「来年は、”大典(だいすけ)さん”と予選会から出ようかな…」。
そもそも、高木さんとのご縁も、内藤の大学先輩で、かつて松山英樹のバッグを担いだ進藤大典さんが取り持ってくれたもの。

「…ぜひ、進藤さんと出てください!」と、史上初フォーマットの本大会への誘致も成功させた。

「疲れた体には、クエン酸がいいんだよ」と、ラウンド中に差し出される「はちみつレモン」も、高木さんのお手製だ。
「わざわざ作って持ってきてくださって…。ありがたい」と、このまま感謝のV争いで報いたい。

「確かに…。初めての大会で初優勝、初キャディって最高だよね、内藤くん?」。
恩人にそれとなく、水を向けられ「優勝目指して、頑張るしかない…って思ってます」。苦笑交じりに頷いた。

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