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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2021

賞金レースは次週のシーズン最終戦に持ち込み

まだ終わりじゃない

 


残り2戦の賞金レースは動かなかった。

 

次週のシーズン最終戦を前に、賞金3位からの逆転を狙った金谷拓実は、3打差の4位タイに終わり「いや、もう」と、くうを見つめたまま、あとが続かなかった。

 

「しゃべれないです、すみません…」。

直後は、敗戦の言葉も出てこなかった。

 

堀川との3打差を追った最終日は、5つのバーディでも足りなかった。

2打差で入った17番では、1.5メートルのチャンスを外した。

18番のパー5は、左に曲げたティショットで手が離れ、2打目はグリーン右下のラフ。

イーグルチャンスも作れず、そこから寄せた2.5メートルのバーディパットも逃した。

 

目を潤ませ「バーディも、イーグルも獲りたかったですが、結果がすべてなので」というので精一杯だったが、まだ終わったわけじゃない。

 

大会を通算5アンダーの45位タイで終えて、前週までの1位をキープしたチャン・キムと、賞金3位の金谷との差は16446606円。

 

賞金ランク4位の星野(大会26位)と、同5位の稲森(大会予選落ち)と同様に、次週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝なら、逆転可能。

 

また、本大会で予選落ちを喫した賞金2位の木下稜介なら、単独2位以上でキムを抜くチャンスが残っている。

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