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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2020

チャン・キムは「来年こそ終息」の期待をこめて

©JGTOimages
昨年のリベンジに向けて、世界クラスの飛ばし屋が、好位置で大会を折り返す。
米国のチャン・キムが2日目に「66」。

昨年は、自ら持つ歴代最高記録を塗り替える315.83ヤードで2年ぶり3度目の日本一。
でも、「実は小技がバツグン」との評判どおりに、前半8番では、右のラフからチップイン。3連続バーディで浮上した。

後半、上りの17番では、しっかり豪打も活かして5メートルのイーグル奪取。
通算8アンダーまで伸ばして首位で並んだ。

今年はコロナ禍で、やっと初来日できたのが11月。
でも、今季初出場の「三井住友VISA太平洋マスターズ」と「ダンロップフェニックス」で4位→5位Tと、わずか2試合で賞金ランク12位に食い込み、今大会の出場権を獲得できた。

「私はラッキーでしたけど、今年はコロナ禍で、ほとんどの外国人選手が参加できなかったのは残念」。

昨年は、出場30人中16人が海外に居住する選手だったが、異例尽くしの今年はチャンのほか、タイのガン・チャルングンと韓国のトッド・ペクだけ。

練習ラウンドは、3人でこじんまりと回ったが、「僕はタマセンターで、ガンはマチダ、トッドはシンユリ(が丘)」と、宿も夜食も別々だ。
「寂しいけれど、来年こそコロナが終息して来年のシリーズは、きっとまた元通りに盛り上がる」との期待をこめて、今年こそ30人の頂点を狙う。

昨年大会は、3日目に3位Tも、最終日に75と崩れて14Tに終わった。「去年は最終日に思うようなプレーができなかったけど。今度こそ、ベストを尽くして優勝したい」。
世界に散らばる戦友たちに、吉報で来シーズンへの希望を届ける。
  • 今年は3人で頑張ってます!(左からガン、トッドとチャンキム)

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