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日本オープンゴルフ選手権競技 2020

決勝進出の金谷拓実「予選通過できれば、みんなにチャンスがある」

©JGTOimages
プロ初戦の決勝進出をかけた予選ラウンド2日目。金谷拓実は、前半のインと、アウトで二度ずつ試練を迎えたが「自分がやるべきことをやっていれば、必ずバーディが獲れると思っていた。実際にできてよかった」。

2オーバーから出たこの日は12、15番でボギーが先行。
通算4オーバーまで崩したが、のぼり4メートルのスライラインを沈めた16番を契機に、前半上りの3連続バーディで、まずは最初の窮地から逃れた。

折り返して後半、2番でさらにひとつ伸ばして迎えた4番は、前日初日にバンカー淵に刺さってダブルボギーを打った鬼門のパー4。
2打目がまたバンカーにつかまり、乗らず、寄らず、入らずで、この日もまたダブルボギーを叩いて「このホールに苦手意識があるのかな?」。
次の5番もまた前日同様にボギーとして崩れかけたがこちらもまた前日みたいに、上りの2ホールで蘇生してきた。

8番で7メートルを決めると、9番ではピンそばのバーディ締め。
スコアの出入りは激しくても、「当たり前のことを、当たり前にする」と、平常心は崩さず通算1オーバーで、プロ初戦の予選を突破。

昨年、史上4人目のアマVを達成した「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも、初日は3オーバーの51位タイだった。

初日に出遅れがちなのは、「プロの試合は初めてのコースが多く、雰囲気や芝質など慣れていないことが大きいと思うが最終日につれて、いいプレーができることは結構ある」。

この2日間は、同組の石川遼と星野陸也から「どんな状況でもバーディを獲りにいく姿勢」を学んだ。
「明日からは、予選通過を考えることなくアグレッシブに行けると思う」。
さらなる上昇の機会と共に、これでプロ初賞金も確保。
その使い道は「あと2日間の頑張り次第ですね」と、ニッコリした。

東北福祉大に籍を置いたまま、今月2日にプロ宣言したばかり。
リーダーボードには、つい先日まで共にしのぎをけずったアマ仲間がひしめくが、「予選通過できれば、みんなにチャンスがある」。
元世界アマランク1位の王者が、それを証明してみせる。

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