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日本オープンゴルフ選手権競技 2020

欠場のチャン・キム「みなさまの健康と安全を願って」

早く日本のみなさんにお会いしたいです©JGTOimages
9月のフジサンケイクラシックに続いて、ディフェンディングチャンピオン不在のツアー再開2戦目となる。

昨年大会で、自身2年ぶりの4勝目を、8打差の大逆転優勝で飾って、破格の復活を印象づけた米国のチャン・キム。

「今年は初めての”チャンピオンズディナー”に参加できることを本当に楽しみにしていたのですが、出場ができないのはとても悲しく残念な思いです」。
開催前に、主催者に出した手紙で無念の思いをつづった。

腰痛と左手首の故障が重なり、1試合も出られなかった一昨年の2018年を返上する、大きな1勝だった。
難コースでも攻めに徹してアドバンテージを握り、改めてワールドクラスの飛距離をアピール。
日本一の称号をつかんだ。

「この大会への挑戦は、どの選手にとっても特別なことです。権威ある大会で勝てたのは、とても名誉なことでした」。

連覇をかけた今年の闘いも、非常に楽しみにしていたというが、入国制限の大幅緩和の通知が政府のスポーツ庁から選手会に届いたのは、つい先月末だ。

新たなビザの発給や、必要書類を開幕日までに準備するには時間がなさすぎた。
欠場の届けを出すしかなく、「日本のファンやボランティアのみなさんにお会いできないことも寂しいです」と、記した。

今週も、キムら海外に住む選手たちの出場は叶わず、大会でも開催直前のプロアマ戦や、キムも楽しみにしていた恒例の歴代覇者たちの晩餐「チャンピオンズディナー」など期間中のイベントは、すべてとりやめ。

主催の日本ゴルフ協会(JGA)では感染症対策を徹底するため、賞金総額を変更(※)するなど、あらゆる手を尽くして開催に踏み切られた。

キムは「このパンデミックの中で、みなさまの健康と安全を願っています」と大会の成功を祈念する言葉と共に、「僕も早く日本に帰って、プレーがしたいです」と、思慕の念を添えた。

※今年の賞金総額は当初予定から25%減の1億5750万円(優勝3150万円)で競われます。

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