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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2019

悔しさ以上の大きな収穫!2日間戦い切った2人の女子プロ

男子ツアー初参戦となった川﨑志穂と工藤遥加の2人の挑戦が終わった。残念ながら予選通過はならなかったものの、大きな収穫を得た喜びと、もっとできたという悔しさを滲ませていた。

予選通過を目指し、川﨑は1オーバー70位タイからスタート。この日は晴天ながら読みにくい風が吹いたことも影響し、前半はノーバーディ、3ボギーの39。後半に入ってもなかなかリズムが作れずに、6オーバー78とスコアを崩した。
「今日はパットは悪かったですね。こすった感じになってしまって。それでも途中でそれに気づいて修正できたことは自分の中で大きかったですね。男子ツアーに参戦させてもらって、一番感心したのはグリーン周りのショートゲームでした。今日も同じ場所からアプローチした場面があったんですけど、スピンが効いてキュキュッと止まったのを見て、自分も同じように打ったら全く止まらなくて。ボールのコンタクトの仕方が自分とは全く違うレベルなんだなと感じました」。 
男子プロの飛距離よりもショートゲームに注目した川﨑。グリーンが硬く、距離が長い設定ではどうしても直接グリーンを狙えない場面の多々あった。そんな中で男子プロの攻め方を目の当たりにしたことで、マネージメントの幅が大きく広がったと話す。
「コースの攻め方の考え方が本当に変わりました。技術的な部分だけでなく、マネージメントの部分も勉強になり、今後に生かしたいと思います」。

川﨑と同じく工藤もゴルフ観が変わったと2日間を振り返った。
「今週の反省点は男子プロとまわったことでスイングイメージが変わって振りやすくなったんですけど、右がダメな時や左がダメな時の対応が仕切れなかったですね。ただ、今週は自分にプラスになりました。今までのゴルフイメージを全部洗い流せて、新しいイメージを自分が吸収できた感じがします。まだまだ粗削りですけど、それを磨いていけば強くなれるような気がします」。
最終ホールでダブルボギーを叩き、落胆してあがってきた工藤。この日は3オーバー75で通算9オーバーの132位タイで大会を終えた。終盤まで1オーバーで粘っていただけに、悔やまれるラウンドになったようだが、工藤は来週の『ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2019』への出場が決まっている。
アンダーを出してこそ参戦させてもらっている意味を持たせることができると話す工藤。来週こそは予選突破を目指す。

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