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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2019

時松隆光が地元北海道の小学校を訪問

22日に開幕する「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」は毎年、本戦の開催に合わせて道内各地でサッカーや野球、バスケット…などなど各スポーツ種目のトップアスリートが小中学生を指導する「ジュニアスポーツフェスティバル」を開催。
水泳教室には、五輪メダリストの松田丈志さんが講師として招かれるなど、これから世界を目指す子どもたちにとっては特に、夏休みの一大イベントとなっている。

子どもたちにホンモノに触れてもらう大会の取り組みはいよいよ開催週に突入した20日火曜日こそプロゴルファーの出番!
地元千歳市の桜木小学校を訪れたのは”ゲンちゃん”。本名・源蔵こと時松隆光が、同小の6年生51人とスナッグゴルフで交流した。

16年の初優勝から毎年、勝ち星を重ねてツアー通算3勝を誇るが、スナッグゴルフは初体験。冒頭こそ多少のぎこちなさも、すぐに子どもたちと打ち解け「僕も元気をもらいましたよ」。

手取り足取りの熱血指導の後は「夢を持とう」と題した講演会で、学校生活にも役立つプロの心得を、子どもたちに伝授。
「大事にしていることは、どんな場面でも慌てないこと」。
2012年に19歳でプロ転向した当初から、年齢にそぐわぬある種の風格と落ち着きは、そんなポリシーを貫いてきたからこそ。

講演会後はサインのおねだりにも笑顔で応えながら「僕は飛ぶ方ではないですがその分、いかに正確性で勝負するか。本戦ではそういうプレーを見て欲しい」と、22日から始まる大会をPRした。

会場のザ・ノースカントリーゴルフクラブは今年はラフが深い上にグリーンのスピードも出ているそうで、「フェアウェイを外したら、パーセーブが精いっぱい」と時松も、すでに下見ラウンドで実感しているそうだが難条件でこそ、持ち味を生かしたい。

2017年にはやはり北海道で行われているANAオープンで、池田勇太にプレーオフで敗れたものの、寒冷地特有の洋芝との相性も悪くない。
「フェアウェイに真っすぐ飛ばしてピンに打てればバーディパットの回数が増やせると思います」。
いつもように言葉は控えめながら、本番を前に地元の子どもたちに健闘を誓った。

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