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〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2018

梅山知宏は「もうちょっと出来た」反省の向こうに谷口の影

近ごろ、どの若手の口からも聞こえてくる。谷口徹の名前。この日前半のインは33、アウトは一転39を打った梅山もまた「見習いたい」と言った、50歳の生き様。

先週の関西オープンでは、シーズン開幕前から申し込んでおいてやっと念願かなって、水曜日の練習ラウンドが実現した。
「俺に飛距離で負けたらすぐ帰れ」と、スタートでさっそくそんな冗談はさておき、ラウンド中に言われたひとことは本当に梅山の胸に突き刺さった。

「ダメならダメ、行くなら行くではっきりしろ」と、攻守のメリハリを指摘されて、頷く。
「そういう精神論というか、日本プロで優勝された時のプレーをみていても、谷口さんの1打の執着を感じた」と振り返るにつけても、この日はたとえ強風下といっても取りこぼしが多かった、後半の大波プレーは悔しかった。

「1番のボギーも3パットですし、7番、8番はチャンスにつけたものの、入れることが出来なかった。もったいないホールが多かった」。
4バーディ、4ボギーのゴルフも「もうちょっと、出来たんじゃないか」と、通算4アンダーでの決勝ラウンド進出にも、唇を噛んだ。

今大会は、全英オープンの出場権もかかるが、ファイナルQTランク26位の資格で出る26歳には、それよりやるべきことがある。
「これまでベスト10フィニッシュもなければ、優勝争いもない。少しでも優勝争いして、優勝のラインが見える位置で、残り2日も戦いたいです」。
決勝でも谷口イズムを忘れない。

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