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カシオワールドオープン 2018

シード落ちでも答えを見つけた! 薗田俊輔がファイナルQTにも前向き

不振を極めた今季。この事実上の最終戦もまた、決勝進出とはいかなかった。ついに予選通過はブリヂストンオープン(29位タイ)と三井住友VISA太平洋マスターズ (17位タイ)の2つだけにとどまった。

通算5オーバーで、最後の最後もまた予選落ち。
「自己責任なので。あんまり言い訳したくないですけど、グリーンとの相性が、よくなかったとしておけば、自分の中ではポジティブに行けるのかな」。

ショットに悩んだこの1年。
「ティに立ってもセカンドでも。今からどんな球が出るんだろうという気持ちでいつも臨んでいた」。

09年にQTから挑戦して、プロデビューの10年に参戦5試合目で、初V。13年に、左ひざの半月板損傷で、手術を受けながら復帰するなりその年2勝目。
順調なプロ生活に思えたが、「ここにくるまで、途中式は合ってなくてもたまたまなぜか答えが合っていただけなんだ、と。だから今回みたいな壁に当たったときに、解けない。だからすごく苦労してしまったし、自分の感覚があくまでも感覚でしかなくて、本当の結果と結びついてなかったというのが一番自分の中で衝撃でした」と不振の要因を、率直に語った。

「そこからどうにかしなきゃいけないなと、結果と感覚を合わせていく作業を始めてそしたら点と点が一つずつ線につながって。練習場でできるようになったり、コースでも打てるようになったり。…難しいんですけど」。
試行錯誤の末に、やっとのびのびと打てるようになったのは、とっくに秋を過ぎてから。
「いまはどうボールをコントロールしていこうかと、前向きな気持ちでアドレスに入れるようになった」と、今季初の予選通過を果たしたのはもう10月も半ばを過ぎたころ。

そのころにはもう、ファイナルQTを覚悟せざるをえない状況だったが「いまはQTどうこうとか、不思議なくらい何もない」と苦しみ悩んだ末にたどりついた境地は、さわやかだった。

成績表に「CUT」の傍線が並び、周囲も気の毒がる状況も「仕事とプライベートは、出来るだけ分けたい。ゴルフ場を出たら、暗い素振りは見せてないはず」。
賞金ランク120位で迎えた今週は、水曜日のプロアマ戦でも普段どおりににこにこと笑顔を浮かべて、ゲストを接待。
悲壮感が漂う会場でも、常に明るくふるまった。
「ぶっちゃけ“QTを1位で通過すれば、シードみたいなもんだから”とか。そういう意味でもいいところは引っ張って、悪いところは引きずらないように。そう言えるくらいに今は前向き」。
次週は茨城県のセントラルゴルフクラブ 東・西コースで行われるファイナルQTの前に、園田は出口の方向を見つけることができた。


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